
夏場に稼動していた空調機器も、外気温の低下と共に負荷も徐々に低下し始め、最終的にはらいシーズンまで運転停止となります。停止期間中は何等対策を施すことなく、無処理の状態で休止するのが一般的です。
一方、冷凍機自体は性能向上に伴い、近年肉厚の薄い銅チューブが増加しており、その結果、冷凍機や冷温水発生器の最重要部である銅チューブの貫通事故による腐食障害が増大しています。
【休止中の腐食発生原因】
腐食の発生原因は、
銅チューブ表面に付着した汚れ物質
下部で酸素濃淡電池形成による腐食や、
微生物腐食
が一般的であり、その腐食も運転中より休止中の方が腐食事故が多くなっています。その原因は・・・・・
『冷却水の流れが無く、汚れ物質等が沈積しやすい環境下にあること』
①冷凍機停止前に、クリーニング剤を冷却塔等から保有水量に対し規定量投入。
②投入後、冷却水循環ポンプを24時間運転。
③循環後、冷却水濁度が激しい場合は、水を入替える(濁度が低い場合は、水の入替えは必要あ
りません)
④再度、クリーニング剤を冷却塔等から保有水量に対し規定量投入し、数ターン分循環後、停止。
銅チューブクリーニング剤は、クリンストリームC−101等 ご紹介しますので、お気軽にお問合せください。