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レジオネラ属菌について(冷却水系)−その2

今回は「レジオネラ症の歴史」「レジオネラ属菌の生育場所」です。
レジオネラ属菌の対策を考える上で、歴史を知っておくのも良いことです。また、レジオネラ属菌がどのような場所に生育しているのかも意外に知られていません。今回はこのような疑問にお答えします。

3.レジオネラ症の歴史

レジオネラ症は、別名「在郷軍人病」と呼ばれています。
その由来は、1976年7月21日から24日まで米国フィラデルフィアのホテルで開催された在郷軍人の200年祭で、参加者を中心に肺炎患者が集団発生した事に由来しています。その後の調査で、その原因が微生物感染症であることが判明し、その菌はのちにレジオネラ・ニューモフィラ(肺を好む)と命名されました。この菌は、この年の7月5日〜8月16日までにペンシルベニア州で221人の肺炎患者を発生させ、そのうち24人を死亡させた病原菌でした。肺炎患者221人の内訳は、この在郷軍人200年祭の参加者のうち148人と同ホテルに宿泊していた34人の計182人、その他に同ホテル周辺を通行していた39人でした。患者の大多数が在郷軍人関係者であったことから、この疾患は当初Legionnaires disease(在郷軍人病)と呼ばれていましたが、現在日本では主としてレジオネラ肺炎と呼ばれています。

4.レジオネラ属菌の生育場所

レジオネラ属菌は、自然界の土壌や淡水中に広く存在する細菌です。
冷却塔はその構造上、これらのレジオネラ属菌を大気中の砂や塵などとともに取り込んでしまいます。冷却塔では、微生物の栄養源となる有機物などが濃縮され、水温も25〜35℃程度であり、微生物の繁殖に適した環境になっています。レジオネラ属菌は36℃近辺でもっとも増殖します。
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