
レジオネラ属菌は、自然界の土壌や河川、湖などに生育する細菌です。レジオネラ属菌が体内に侵入するとレジオネラ症という病気になる可能性があります。レジオネラ症は早期に適切な治療を行わないと死亡するケースがあります。
レジオネラ症とは、レジオネラ属菌に感染することによりおこる病気です。レジオネラ症の症状はレジオネラ肺炎と、肺炎にならない自然治癒型のポンテアック熱という2つの病型があります。
多臓器不全をおこして発病後1週間以内に死亡する劇症型から適正抗生物質治療で治癒するものまで、種々の移行型があり。劇症型の場合、適切で協力な治療を行わなければ、発病後数日以内に死亡する事もある。
ポンテアック熱は自然治癒型でインフルエンザに似た熱性疾患である。化学療剤の投与なしでも治癒するといわれているが、一つの集団内の人員の80〜90%以上が罹患することがある。そのために社会の活動が影響を受ける。死亡例は報告されていない。