ボイラプラントを安全かつ効率的に運転するためには、機械的処理や化学的処理を行うと同時に、常にボイラ水の水質が最適な状態に維持されるよう、日常的に水質を管理することが大切です。ボイラの管理は、まず、ボイラの型式、圧力、補給水種、運転条件などにより、給水およびボイラ水の水質管理目標値を設定することから始まります。次に、目標水質を維持するための水処理方式や、最適な処理薬品とその添加量、ブロー率などを決定します。その後も、定期的な水質分析や、ボイラの開缶調査などにより、適時、水処理方式や水質管理目標値、処理薬品と添加量、ブロー率等の見直しを行うことが大切です。