
従来の殺菌処理方式のスライムコントロール剤とは異なり、クリバーターIK-110は、RO膜閉塞の原因となるスライムも膜面からはがし取るため、高いスライム障害の防止効果を発揮し、RO膜装置の安定運転を実現します。
クリバーターIK-110は殺菌処理方式ではないため、従来のスライムコントロール剤に比べ格段に安全性の高い薬剤で、飲料水に関する国際的な安全衛生規格である「NSF認証」と、厚生労働省の「水道水ガイドライン」の認証を取得しています。
クリバーターIK-110を原水槽で添加することで、原水槽からRO膜に至る範囲でスライム発生を抑制できます。また、前処理工程で活性炭塔がある場合、活性炭塔内で微生物が繁殖し、後段の保安フィルターやRO膜でスライム障害が発生することがありますが、クリバーターIK-110は活性炭塔内でも作用し、スライム障害を低減することができます※。 ※クリバーターIK-110は活性炭に吸着されるため、後段での再添加が必要となる場合があります。
クリバーターIK-110は無機系スライムコントロール剤であるため、TOC成分を含みません。そのため、RO膜処理水中のTOC濃度を上昇させません。
クリバーターIK-110は酸化力が極めて低い薬剤であるため、RO膜が酸化劣化する心配がありません。
■ ランニングコスト比較表
※1 上記グラフの数字は従来の殺菌処理方式のスライムコントロール剤を使用した場合にかかるコストを100としたときの相対数値を表したグラフです。 ※2 上記グラフのコスト削減効果は、某半導体製造工場様の超純水製造プラントでの効果例です。実際のコスト削減効果は、原水量、原水性状によって異なります。